あってはならないこと

 兵庫県尼崎市教育委員会などは9日、同市立中学校の男性教諭が、県立高校の推薦入試受験を希望する3年生の女子生徒1人の願書を出し忘れていた、と発表した。受付期間は既に終わっていたが、県教育委員会は生徒に過失がないことなどから、特例で願書を受理した。
 同市教委によると、この女子生徒は日高高校(豊岡市)看護科に出願を希望。だが、出願期間を過ぎた今月5日、校長室の金庫に願書を保管したままだったことに男性教諭が気付いた。提出期限(4日正午)を失念していたという。

 

私はこの記事を読んで驚いた。


願書の出し忘れ。しかも教員が。あり得ない。

高校受験は人生という広い範囲で見ても、生徒にとってとても重要な位置にある。たくさんの人がいろんな思いを抱えて受験に臨んでいる。みな一生懸命勉強してその日を迎える。


今回は幸い「出し忘れ」で「紛失」したわけではないし、願書が受理してもらえたから良かったが、必ずしも今回のような結果になったとは限らない。

確かにあるクラスの担任の教諭となると、約30人前後の願書から何から何まで管理しなければならず、大変なのかもしれない。でもやはり任された自分の生徒たちの進路に関してもう少し真剣にとらえ、責任を持つべきだと思う。