魔手が迫る


昨日の夜、ニュース速報で「覚醒剤所持容疑で清原和博容疑者を逮捕」と言う文字を見て目を疑った。野球ファンではなくても衝撃を受けた。父はもっと驚いていた。


私は決して野球に詳しくないし、父が見ているからテレビはよく野球中継が点いていたが、ちゃんと見たことはなかった。でも彼の過去の活躍は知っていた。しかし、「最近は何となく様子がおかしかった」と言う証言を聞くと、本当に薬物で変わってしまったんだなぁ、と思う。



以前、保健の授業で薬物に関するビデオを見た。一人の女性がひょんなことから薬物に溺れ、ボロボロになっていく姿が描かれていた。

一度始めたら止められない。
続けたら体がボロボロになる。

ひたすらにそんなことを訴えていた。

業界用語と言うか、いくつもの違う名称で出回っているものが多数あるということを学んだ。

恐ろしかった。
何よりも怖いのは、覚醒剤というものがかなり身近なところにも及んでくる可能性があるということだ。


少し前には中学生が覚醒剤を使用したという記事を見た。
覚醒剤"と聞くと、大人の世界の話で子供には全然関係ないと思っていたが、若い世代にもその魔の手は忍んでいることを思い知らされた。


気持ちよくなれるのはその一瞬だけで、後は堕ちていくだけである。過去に積み上げてきたものをなにもかも擲ってまで、そんなことに自分から身を投じようとは絶対に思わない。そして今のこの意志を今後も絶対に曲げてはいけないと、強く心に留めておかなければならないということを痛感した。


今回の件で、ファンを裏切ることになった清原容疑者。本当に遺憾だ。