時間の流れと考えの変化


リアルタイムでテレビを見るのは時間がもったいないので、最近は録画したものを食事中に見ている。今日は昨日の嵐にしやがれを見た。

38年前に埋めたタイムカプセルを見つけたいが何をどこに埋めたか記憶がないので相葉くんがタイムカプセル探しを手伝う、というコーナーがあり、その中で、「退行催眠」という言葉が出てきた。
前世療法という催眠療法の中で退行催眠を患者にかけると、本人の記憶を過去まで誘導できる。心的外傷などを取り除けるだけでなく、最近では事件の捜査にも関与しているらしい。


催眠療法という不確かなものを捜査に取り入れて、捜査を混乱させることはないのだろうか、と思う。


「療法」とはいえ言ってしまえば催眠術。ましてや前世なんて。それが事件解決に役立つなんて想像できない。
世間的にも退行催眠に対する批判意見は多い。



しかし、退行睡眠をかけられた人が語った証言内容通りの人が証言内容通りの死に方をしていたり、関わりのない人のことを知っていたり、学んだこともないような言語を話した、という実例もある。故に、事件の捜査にも役立つということのようだ。

このように、今までは怪しげで少し危ないもののように避けられてきたものが、セラピスト自体も増えて退行睡眠によって得たいくつかの証言が正しいものであると分かると、その活躍の幅を広げることになる。


今その正当性が認められていないものでも、いつかは国家権力に携わることになっているかもしれない。


人間は、単純で都合の良い生き物だ。