値上げはつらいよ


マイナス金利政策というものがいまいちわからない。普段あまり自ら銀行を利用することは滅多にないのでピンと来ない。

しかし、「三井住友銀行が16日から普通預金の金利を年0・020%から0・001%に引き下げた」というのが少し分かりやすかった。これだと、10万円を1年間預けると1円の利息がつくということになるようだ。
...少ない。としか思えなかった。

でもそうやって思わせているのかもしれないとも思った。銀行に預けてもたったこれしか利息にならないから、どんどん金を使え!ということなのかもしれない。
経済を回すには金を回す必要がある。それはわかるが、今のように低賃金で物価ばかり高くなってはあまり金を使う気になれない。ついつい貯金してしまう。


ディズニーリゾートやコンサートのチケットは値上がりしても、抵抗はありつつも好きなものだからみな買ってしまう。しかし食品や小物などの様々な製品類は値上がりすると、その日のチラシの安いもので夕食のメニューを決めたり、同じものを長く使ったり、なんとか節約をして金を使う機会を減らそうと奮闘する。食品なんかは特に、次第に量も減り値段も上がっている。気が付いたら、久しぶりに買ってみたら、「え!あれ?これだけだったっけ?少ないし高くなったなぁ」みたいなことがよくある。一番買う機会の多いものだから、一つ一つの値上げが結構痛いのである。

経済の活性化のための取り組みが、経済が衰弱しているためにあまり意味をなさない。堂々巡りだ。この負のスパイラルから抜け出すためにはどうしたらよいのだろうか。



...無責任だが全く思い付かない。ただただ、早くこの不景気から抜け出してほしい。前は一時期デフレから脱却したとかしてないとかを聞いた気がするが、我が家の両親の給料には全く響かず。下がる一方だ、というお父さんの愚痴はもう懲り懲りだ。